観葉植物の水やり|タイミングの見分け方と季節の違い

土がまだ湿っているのに水を重ねると、根腐れにつながることがあります。水やりの基本は「土が乾いてから、鉢底から流れ出るまでたっぷり」で、頻度は種類と季節で変わります。タイミングの見分け方、季節ごとの違い、種類ごとの目安をまとめました。

水やりの基本

  • 土が乾いてから与える
  • 与えるときは鉢底から水が流れ出るくらいたっぷり
  • 鉢皿にたまった水は、その都度捨てる

鉢底から水が流れるくらいたっぷり与え、鉢皿にたまった水は都度捨てます(GreenSnap)。受け皿に水がたまったままだと、虫がわきやすくなります(ハイポネックス)。

「乾いた」をどう見分けるか

確かめ方と、どこまで乾かすかは別の話です。確かめ方は下の方法が使えますが、どこまで乾かすかは種類と季節によって変わります(後半の表を参照)。

土の表面が白っぽく見えても、中が湿っていることがあります。棒などを土に差して、棒に何もつかなくなったときが水やりのタイミングです(ハイポネックス)。

次の方法もあります(GreenSnap)。

  • 割り箸を差して、土の乾き具合を確かめる
  • 土が乾いた状態のときの鉢の重さを覚えておき、持って比べる
  • 土に挿しておくと水分量をメーターで示す「水分計」を使う
乾いたの確かめ方の図

季節ごとの違い

季節 ポイント
春〜秋 土の表面が乾いたらたっぷり与える(ポトス・ゴムノキ・ガジュマル・パキラ)。夏は乾きやすいので回数が増える
夏の時間帯 朝か夕方以降に与える(GreenSnap)。ガジュマルも真夏は早朝か夕方以降に与えます
冬 生育が緩やかになり、水を必要とする量が減る種類が多い。乾かし気味にする(ポトス・パキラ・ゴムノキ)。モンステラは表面が乾いてから2日ほど経ってから。サンスベリアは気温を見て調整し、暖かい室内では冬も水やりをする場合があります
冬の時間帯 朝または昼の暖かい時間帯が理想(GreenSnap)
冬の水温 観葉植物に適した水の温度は15〜20℃(GreenSnap)
季節ごとの水やりの図

季節ごとの置き場所の変え方は観葉植物の置き場所と日当たりにまとめています。

種類ごとの目安

種類 ふだんの水やり
ポトス 春〜秋は鉢土の表面が乾いてきたらたっぷり。冬は乾かし気味にして、葉水をこまめに
ゴムノキ 春〜秋は表面が乾いたらたっぷり。冬はやや控え、暖房で乾くなら葉水で湿度を上げる
パキラ 春〜秋は表面が乾いてきたらたっぷり。夏はしおれる前に。冬の低温期は生育を休むので乾かし気味(与えすぎで枯らすことが多い)
ガジュマル 表面が乾いたら鉢底から流れ出るまで。真夏は早朝か夕方以降。冬は回数を減らし、土がしっかり乾いてから
モンステラ 春〜秋は表面が乾いたら。夏はたっぷり。冬は表面が乾いてから2日ほど経ってから
サンスベリア 生育期(5〜9月ごろ)は鉢底から水がしたたるくらい。表面が乾いてから2〜3日待ち、乾燥気味に。冬に10℃を下回り生長が止まっている間は与えない

同じ「観葉植物」でも、サンスベリアのように乾かす期間を置く種類と、乾いたら与える種類があります。サンスベリアは10℃以下の場所を避けます。冬は水を止めれば寒くてよいという意味ではありません。育てている種類の情報をあわせて確認してください。種類ごとの置き場所や冬の温度は育てやすい観葉植物にまとめています。

パキラの水やりは、置き場所や冬の温度とあわせてパキラの育て方にまとめています。

葉水は水やりとは別

湿度を好む植物は、晴天の日なら1日に2〜3回、霧吹きで葉に水をかければ大丈夫です。ただし、水を与えすぎるのは禁物です(プロトリーフ)。ポトスは、冬は土を乾かし気味にして、空気が乾くのでこまめに霧吹きで葉水を与えます(KINCHO園芸)。ゴムノキも冬は水やりを少し控え、暖房などで乾くようなら、こまめに霧吹きをして湿度を上げます(ハイポネックス)。

水のやりすぎで起きること

水はけが悪いと土の中に湿気がこもって根が枯れる「根腐れ」が起き、虫がいないのに枯れてしまう原因になることがあります。根腐れを防ぐには、定期的な土の入れ替えのほか、時々根をチェックして腐っている部分を取り除く方法があります。また、土に湿気がこもって日光に当たらない状態だと虫が発生しやすく、湿気がこもるとカビも生えやすくなります。カビへの対処は、水はけのよい土を選ぶこと、時々風通しのよい場所に出して乾かすこと、定期的に土を入れ替えることです。土の入れ替えは、冬の寒い時期を避けて、生育期を迎える春に行うのがよいです(生育期は種類によって異なります)。以上はハイポネックスの案内です。

土の選び方は観葉植物の土の選び方にまとめています。

参考にした資料

  • GreenSnap「観葉植物の水やり頻度は?」 https://greensnap.jp/article/9575 ―季節ごとの頻度、乾き具合の見分け方(割り箸・鉢の重さ・水分計)、時間帯、鉢底から流れるまで与えること、鉢皿の水、水の温度15〜20℃
  • ハイポネックス Plantia「観葉植物が元気に育つおすすめの土とは!」 https://www.hyponex.co.jp/plantia/plantia-12399/ ―棒を差して乾きを確かめる方法、受け皿の水と虫、カビへの対処
  • KINCHO園芸(住友化学園芸)「ポトスの育て方」 https://www.kincho-engei.co.jp/cultivation/detail/4993/ ―ポトスの季節ごとの水やり
  • KINCHO園芸(住友化学園芸)「パキラの育て方」 https://www.kincho-engei.co.jp/cultivation/detail/5102/ ―パキラの季節ごとの水やり
  • ハイポネックス「ゴムノキの育て方や栽培のコツ」 https://www.hyponex.co.jp/garden_support/garden_support-242/ ―ゴムノキの季節ごとの水やり
  • ハイポネックス Plantia「ガジュマルの育て方」 https://www.hyponex.co.jp/plantia/plantia-6900/ ―ガジュマルの水やりと真夏の時間帯
  • ハイポネックス Plantia「サンスベリアの育て方や植えかえ方法」 https://www.hyponex.co.jp/plantia/plantia-6949/ ―サンスベリアの生育期と冬の水やり
  • くらしのマーケットマガジン「モンステラの植え替え時期」 https://curama.jp/repot/magazine/2220/ ―モンステラの季節ごとの水やり
  • プロトリーフ「観葉植物の土」 https://www.protoleaf.co.jp/products/kanyousyokubutsunotsuchi/ ―葉水の与え方と、水の与えすぎへの注意

植物の種類や置き場所によって、適切な管理は変わります。

おすすめの記事