
100円ショップで買った観葉植物は、そのままの鉢と土で育てにくいことがあります。仮の土と小さい鉢で売られていることが多いためです。買ってきた直後にやること、植え替えの時期と手順、失敗しやすい点をまとめました。
そもそも植え替えが要るかを見る
買ってすぐ全部を植え替える必要はありません。次のような様子があるかを先に確認します。
- 水をやっても土にしみ込んでいかない(土が固まっている)
- 鉢の底の穴から根が出ている
- 鉢に底穴がない
- カビが出ている、土が湿ったまま乾かない
下の2つは、このあとの土と鉢の項目で説明します。カビや根腐れのように問題が起きている場合は、時期を問わず対応が必要だとされています。
買ってきた直後にやること
すぐに植え替えず、まず家の環境に慣らします(ぷちグリ)。目安は数日〜1週間で、明るい日陰に置きます。お店ではたいてい屋内で管理されていて日光にあまり慣れていないため、いきなり直射日光に当てると傷むことがあります(ぷちグリ)。
ただし、カビや根腐れなど問題がある株は例外で、この場合は時期を問わず対応が必要だとしています。
100均の苗に使われている土
100円ショップなどの小さな苗は、ココピートやピートモスを固めた成形培土で売られていることが多いです(ぷちグリ)。この土は湿っているときは水をたっぷり抱えますが、乾くとカチカチに固まり、水を弾いてしまうことがあります。水をやっても土にしみ込んでいかない場合は、土が原因のことがあります。
土の選び方は観葉植物の土の選び方にまとめています。室内向けの培養土には、たい肥を使わずに虫がよりつきにくくした商品もあります(プロトリーフの製品情報)。
置き場所と受け皿
明るい日陰や、カーテン越しの少し離れたやわらかい光が当たる場所に置きます(ぷちグリ)。受け皿に水がたまったままにしないようにします(ぷちグリ)。
土に湿気がこもって日光に当たらない、受け皿に水がたまっている、枯れ葉やゴミをそのままにしている、といった状態だと、虫がわきやすくなります(ハイポネックス)。
植え替えの時期
小さな苗の植え替え時期の目安は、春〜初夏(4〜6月)と秋(9〜10月上旬)です。真夏(7〜8月)と真冬(12〜2月)は原則避けます(ぷちグリ)。
やむを得ず行う場合の注意は季節で違います。真夏は、朝夕の涼しい時間に作業し、根をなるべく傷つけず、直射日光を避けた風通しのよい半日陰に置きます(ぷちグリ)。真冬は、暖かく明るい室内で作業し、水やりは控えめにして様子を見ます(ぷちグリ)。
| 時期 | 対応 |
|---|---|
| 春〜初夏(4〜6月) | 植え替えに向く時期 |
| 秋(9〜10月上旬) | 植え替えに向く時期(ぷちグリ)。春を勧める見方もあり、生育期は植物の種類で異なります(ハイポネックス) |
| 真夏(7〜8月) | 原則避ける。行う場合は朝夕の涼しい時間に、根を傷つけず、直射日光を避けた半日陰で管理 |
| 真冬(12〜2月) | 原則避ける。カビや根腐れなど本当に必要な場合のみ、暖かく明るい室内で作業し、水やりは控えめにする |

鉢の選び方
底穴のある鉢を使います(ぷちグリ)。黒いポリポットのままでも短期なら育てられますが、長く育てるなら底穴のある鉢と排水のよい土の組み合わせがよいです(ぷちグリ)。水がたまりにくくなり、根腐れやコバエの対策にもなります(ぷちグリ)。
鉢の大きさは、今の鉢より1サイズ大きいものが目安です。今の鉢と新しい鉢のすき間に、指がぐるっと1周入るくらいが目安です(ぷちグリ)。大きすぎる鉢は土が乾きにくく、根腐れのリスクが上がります(ぷちグリ)。

鉢の号数と直径の対応は、観葉植物の植え替え時期の早見表にまとめています。
植え替えの手順
- 鉢から優しく取り出す
- 根の周りの土を軽くほぐす
- 傷んだ根を切る
- 新しい鉢に鉢底石と土を入れ、株を中央に置く
- 周りに土を足して安定させる
ぷちグリの手順です。
植え替えのあとにやりがちな失敗
| やりがちなこと | 理由 |
|---|---|
| 植え替えてすぐ引き抜いて根を確認する | やってはいけないことです。焦らずじっくり見守ります(ぷちグリ) |
| 短期間に何度も植え替える | 同上 |
| 葉を触りすぎる | 同上 |
| 肥料をたっぷり与える | 根が回復するまで約1か月ほど控え、新芽が動き出してから与えます(ぷちグリ) |
いずれもぷちグリの内容です。
参考にした資料
- ぷちグリ「100均の観葉植物は植え替え必須?時期と失敗しない育て方」 https://puchi-green.com/100yen-replanting/ ―成形培土の性質、買ってきた直後の慣らし方、時期、底穴のある鉢、鉢のサイズの目安、手順、肥料を約1か月控えること、やりがちな失敗
- プロトリーフ「室内向け観葉・多肉の土」 https://www.protoleaf.co.jp/products/shitsunaimukekanyoutanikunotsuchi/ ―たい肥を使わず虫がよりつきにくい設計の培養土があること
- ハイポネックス Plantia「観葉植物が元気に育つおすすめの土とは!」 https://www.hyponex.co.jp/plantia/plantia-12399/ ―受け皿の水や湿気と虫の関係
植物の種類や置き場所によって、適切な管理は変わります。

