観葉植物の植え替え時期はいつ?判断表と鉢の号数早見表

観葉植物の植え替えは、5〜9月ごろが目安で、気温25℃前後の時期がもっとも向いています。ただし最適な時期は種類によって違い、気温10℃以下の時期は休眠に入るため通常の植え替えは避けます。時期の判断、鉢のサイズ、手順をまとめました。

植え替えの時期と気温の目安

観葉植物の植え替え時期は5〜9月ごろで、「気温25℃前後の時期がベスト」です(GreenSnap)。一方で種類ごとに見ると幅があり、ポトスの植え替え適期は5〜7月で、気温の高い9月ごろなら作業できます(KINCHO園芸・住友化学園芸)。パキラとモンステラは、5〜9月ごろが適期です(くらしのマーケット)。

気温が10℃以下になると、観葉植物は水分や栄養の吸収を緩めて春まで休眠します。この時期の植え替えは避けます(GreenSnap)。

種類ごとの植え替え時期と頻度

植え替えの時期や頻度は、植物の種類によって違います。種類ごとの目安をまとめました。

種類 植え替えの時期 頻度の目安 寒さの目安
ポトス 5〜7月(気温の高い9月ごろまで作業可能) 資料に記載なし 資料に記載なし
パキラ 5〜9月ごろ 資料に記載なし 資料に記載なし
モンステラ 5〜9月ごろ 2〜3年植え替えていなければサインの一つ 資料に記載なし
ガジュマル 5〜6月 1〜2年に1回 5℃以下で葉を落とすことがある。5℃以上を保つ
サンスベリア 5〜8月ごろ 2〜3年に1回 10℃以下で生長を止める
ゴムノキ 資料に月の記載なし 小〜中鉢は毎年、大鉢は2年に1回程度 冬も10℃以上で管理すると葉がきれいに保てる
種類別の植え替え時期のめやすの図

今植え替えるか迷ったときの判断表

時期と株の状態の組み合わせで、おすすめの対応を整理しました。種類によって適期は違うため、育てている植物の情報もあわせて確認してください。

時期・気温 対応
5〜9月ごろ(とくに気温25℃前後) 植え替えの時期。根詰まりのサインがあれば植え替えを検討する
真夏(7〜8月) 原則は避ける。やむを得ない場合は朝夕の涼しい時間に行う(100均の観葉植物の解説)
9月〜10月上旬 気温が高ければ作業できるとする資料がある(ポトスは9月ごろまで、100均の観葉植物は9〜10月上旬)。株が元気なときに行う
秋〜冬に根詰まりのサインを見つけた 翌年の春〜夏まで植え替えを控える(モンステラの解説)
気温10℃以下の時期 休眠期のため、通常の植え替えは避ける
真冬(12〜2月)にカビや根腐れが起きた 本当に必要な場合だけ、暖かく明るい室内で作業し、水やりは控えめにする(100均の観葉植物の解説)
買ってきた直後 元気な株なら、すぐには植え替えず、数日〜1週間ほど家の環境に慣らしてから(100均の観葉植物の解説)

定期的な植え替えと、カビ・根腐れのような急ぎの対応は分けて考えます。冬に「本当に必要な場合のみ」と書かれているのは後者のことです。

植え替えのサイン

パキラとモンステラの解説では、次のような様子を植え替えのサインとして挙げています。

  • 水をやっても、土にしみ込んでいかない
  • 鉢の底の穴から根が出ている
  • 日当たりも水やりも適度なのに、葉が枯れてきた
  • (モンステラ)気根が伸びて、樹形が崩れてきた
  • (モンステラ)2〜3年植え替えをしていない

葉が枯れる原因は根詰まり以外にもあります。置き場所や水やりに問題がないかを先に確かめてから判断します。

鉢のサイズの選び方(号数早見表)

植木鉢の大きさは「号」で表し、1号は直径約3cmです。号数に3をかけると、おおよその直径が分かります。

号数 直径の目安
3号 約9cm
4号 約12cm
5号 約15cm
6号 約18cm
7号 約21cm
8号 約24cm
10号 約30cm
鉢の号数と直径のめやすの図

パキラの場合、新しい鉢は、今の鉢より直径が3cm大きいもの、つまり号数でいえば1号上のサイズを準備します(くらしのマーケット)。

植え替えに使う土

観葉植物用として売られている培養土を使う方法があります。製品の一例として、プロトリーフの「観葉植物の土」は複数の用土を配合し、初期の生育に必要な肥料が入っています(プロトリーフ)。配合や肥料の有無は製品ごとに違うため、パッケージの表示を確認してください。

100円ショップなどの小さな苗は、ココピートやピートモスを固めた土で売られていることがあります。この土は湿っているときは水をたっぷり抱えますが、乾くとカチカチに固まり、水を弾いてしまうことがあります(ぷちグリ)。

植え替えの手順(適期に行う通常の植え替え)

  1. 植え替えの数日前から水やりを止め、土を乾かしておく
  2. 新しい鉢に鉢底ネットを敷き、鉢底石を入れる
  3. 株を元の鉢から抜き、根をちぎらないよう注意しながら古い土を3分の1ほど落とす
  4. 傷んだ根や黒ずんだ根があれば、清潔なはさみで切る
  5. 新しい鉢に株を置き、周りに土を入れる
  6. 鉢の底から流れ出るまで、たっぷり水を与える

適期に行う通常の植え替えを想定しています。100均の観葉植物を真夏や真冬にどうしても植え替える場合は、鉢増しや土を少し替える程度の最小限にして、水やりは控えめにします(ぷちグリ)。種類によって勧められる方法が違う場合は、その植物の育て方を優先してください。

植え替え後の置き場所と肥料

パキラとモンステラは、植え替え後、直射日光の当たらない日陰に1〜2週間ほど置きます。肥料については、パキラは植え替えから2〜3週間たって元気になったのを確認してから、モンステラは2週間以降に元気になってから与えます(くらしのマーケット)。植え替え直後にすぐ肥料を与えるのは避けます。

水やりの間隔は、植物の種類や置き場所によって変わるため、一律には決められません。土の乾き具合を見て判断します。

種類によって違う、植え替え後の管理

植え替え後の水やりは、種類によって大きく違います。

  • ガジュマル:植え替え後にたっぷり水を与え、1〜2週間ほど明るい日陰で管理し、その間は肥料を与えません(ハイポネックス)。
  • サンスベリア:植え替え直後に水を与えたら、1〜2週間ほどは水やりの必要はありません。冬の寒い時期に気温が10℃を下回ると冬眠状態に入って生長が止まるため、その間は水やりを一切行いません(ハイポネックス)。

このように種類によって管理が変わるため、育てている植物の育て方もあわせて確認してください。

参考にした資料

  • GreenSnap「観葉植物の植え替え時期はいつがベスト?」 https://greensnap.co.jp/columns/ornamentplants_repotting ―時期(5〜9月ごろ)、気温25℃前後、気温10℃以下での休眠、手順
  • KINCHO園芸(住友化学園芸)「ポトスの育て方」 https://www.kincho-engei.co.jp/cultivation/detail/4993/ ―ポトスの植え替え適期(5〜7月、気温の高い9月ごろまで作業可能)
  • くらしのマーケットマガジン「パキラの植え替え方法」 https://curama.jp/repot/magazine/2203/ ―時期、鉢のサイズ(直径3cm大きく)、植え替えのサイン、手順、植え替え後の置き場所と肥料
  • くらしのマーケットマガジン「モンステラの植え替え時期」 https://curama.jp/repot/magazine/2220/ ―時期、秋冬にサインを見つけた場合、植え替えのサイン、手順、植え替え後の置き場所と肥料
  • ぷちグリ「100均の観葉植物は植え替え必須?」 https://puchi-green.com/100yen-replanting/ ―100均の苗の土の性質、時期(4〜6月・9〜10月上旬)、真夏と真冬の注意、購入後に環境へ慣らす期間
  • ハイポネックス Plantia「ガジュマルの育て方」 https://www.hyponex.co.jp/plantia/plantia-6900/ ―ガジュマルの植え替え時期・頻度・植え替え後の管理・冬の温度
  • ハイポネックス Plantia「サンスベリアの育て方や植えかえ方法」 https://www.hyponex.co.jp/plantia/plantia-6949/ ―サンスベリアの植え替え時期・頻度・植え替え後と冬の水やり
  • ハイポネックス「ゴムノキの育て方や栽培のコツ」 https://www.hyponex.co.jp/garden_support/garden_support-242/ ―ゴムノキの植え替え頻度・冬の温度
  • プロトリーフ「観葉植物の土」 https://www.protoleaf.co.jp/products/kanyousyokubutsunotsuchi/ ―観葉植物用培養土の配合と初期肥料(製品例)
  • ゆるぷ「植木鉢のサイズ早見表」 https://yurupu.com/pot-size/ ―号数と直径の換算(1号=約3cm)

植物の種類や置き場所によって、適切な管理は変わります。

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